ねぇ、ちょうだい?



「ーーえ?」


 気づくと、私は早乙女先輩に抱きしめられていた。


 すると耳元ではぁ…というため息が聞こえた。


「…よかった。もう来てくれないと思った」


「き、来てくれないって、どういう…」


「…だって、七海、急に屋上来なくなったじゃん」


「…はい、すいません」


 先輩、怒ってない、みた…い?


「…お仕置きね」


 先輩はそう言うと、私を屋上へと連れて行った。