ねぇ、ちょうだい?



「じゃあなんでいつも昼休み屋上にいるのよ!」


「それは…」


 でも、会ってるのは事実で。


 私がどうしたらいいのかわからないでいると、


「…ーー七海!?お前どうしてここに…って、誰だ?」


 部活着姿の壮馬が女の先輩の声が聞こえたからか、来てくれた。


 たぶん、サッカー部の朝練後だと思う。


 すると女の先輩は気まずそうに顔を歪めて、


「…っ、とにかく!櫂には近づかないでよね!」


 という捨て台詞をはいて、どこかへ行ってしまった。


「七海!大丈夫か?」


 そしてすぐに駆けつけてくれる壮馬。


「うん…」


「…今の、確か白雪(しらゆき)玲奈(れな)先輩だと思う。なんで白雪先輩が七海を…ーーあ、もしかして」


 壮馬が私の目を覗き込む。