「あ、七海(ななみ)、またお菓子作って来たの?」
「うん!今日はねー、チョコレートなんだ〜」
私、澪川(みおかわ)七海(ななみ)。
今は昼休みの時間。
今話しかけてくれたのは、お弁当を一緒に食べていた、親友の椎名(しいな)蒼桜(あお)。
私はお菓子作りが趣味で、毎日手作りのお菓子を作って、学校に持って来てるんだ。
「はいっ、これ、蒼桜の分!」
と、私は蒼桜に小さな袋を手渡した。
「ありがとう、七海。七海の作るお菓子は何でも美味しいからな〜」
「え〜ホント?ありがとう」
蒼桜はこうやっていつも私を褒めてくれる。
本当に嬉しい。