いつしか一ヶ月がたち、5月になった。 私は、いつものように家に停めてある自転車をこいで登校していた。 すると、後ろから声が聞こえた。 「真ーー矢ーー!」 ……ん? 今、なんか私呼ばれたような………? …まあ、いいや。 そう思って無視していると、また聞こえた。