お前を必ず落として見せる~俺様御曹司の執着愛

次の朝、三倉は友梨の迎えに行った。

「あら、三倉さん、どうしたんですか」

「友梨ちゃん、ストーカーにねらわれてるんだって?社長から聞いたよ、
今日から俺が友梨ちゃんの送り迎え担当するから、社長に頼まれたんだ」

まさか、社長の代わりに三倉が来るとは想定外だった。

社長と一緒にいられると思うから頼んだのに、三倉と毎日一緒なんて、

耐えられない。

「ありがとうございます、でも大丈夫です、嫌な視線も人影も感じなくなったので、
私、寄りたいところがあるんで、じゃあ、会社で後ほど」

「え、友梨ちゃん」

友梨はさっさと三倉から離れて、その場を後にした。

龍斗は三倉から事情を聞いて、呆れた表情を見せた。

「三倉、悪かったな」

「大丈夫です、また何かあったら言ってください」

「ああ、よろしく頼むよ」

龍斗はちょっと気まずかった。

実は三倉は前から友梨を気に入っていたからだ。

これを機会に上手くいけばと思っていた。