お前を必ず落として見せる~俺様御曹司の執着愛

龍斗はそう言うとスマホを切った。

あっ、まどかはいっぱい聞きたいことがあったが、言葉に出来なかった。

それからさらに一時間は経過した。

まどかはベッドに横になっていた。

ガチャっとドアが開く音がしたが、まどかは寝たふりをしていた。

聞きたいことの整理がついていなくて、しかも明日龍斗は仕事だ。

笑顔で迎える自信がなかったのだ。

朝、目が覚めると龍斗は起きていた。

「おはよう、まどか」

「おはようございます」

「昨日は遅くなっちゃってごめんな」

「大丈夫です、それより友梨ちゃんの相談ってなんでしたか」

「うん、ストーカーに狙われているみたいで怖いって」

「ストーカー?」

「だから、これから友梨ちゃんの送り迎えお願いされたんだ」

まどかは嫌な予感が脳裏を掠めた。

友梨ちゃんに龍斗さんを取られちゃう。

でも、反対は出来ないし、友梨ちゃんに自分が勝るとは思えない。

どうしよう。

その時、龍斗が言葉を発した。