「詩月。生配信、アクセス数ヤバいよ」
数日後、ビアンカがBALでスマホを見せながら言った。
「詩月の弾き語り、評判いいよ」
「狙って歌ったわけではないから、別にどうでもいいんだけど」
詩月の返事は素っ気ない。
「学校の合唱も、いつもピアノ伴奏だったんだ。歌は苦手だし、自信もないし」
詩月はアクセス数を見ようともしない。
「ケルントナー通りの演奏も、他の演奏も観ている奴らが勝手に撮影した動画だし」
「うわッ、これだけバズってるのに」
「配信したいなら、自由にしていい」
「いいの?」
「撮られて減るものではないし、自分の演奏を客観的に聴くのも勉強になるから」
「NGはないんだね」
「とくにない」
「アイドルとコラボしてたって、信じられないよ」
「繕っても仕方ない、続かないだろ」
真顔で言う詩月に、ビアンカは呆れ顔だ。
ポカンと口を開けたまま、固まってしまった。
数日後、ビアンカがBALでスマホを見せながら言った。
「詩月の弾き語り、評判いいよ」
「狙って歌ったわけではないから、別にどうでもいいんだけど」
詩月の返事は素っ気ない。
「学校の合唱も、いつもピアノ伴奏だったんだ。歌は苦手だし、自信もないし」
詩月はアクセス数を見ようともしない。
「ケルントナー通りの演奏も、他の演奏も観ている奴らが勝手に撮影した動画だし」
「うわッ、これだけバズってるのに」
「配信したいなら、自由にしていい」
「いいの?」
「撮られて減るものではないし、自分の演奏を客観的に聴くのも勉強になるから」
「NGはないんだね」
「とくにない」
「アイドルとコラボしてたって、信じられないよ」
「繕っても仕方ない、続かないだろ」
真顔で言う詩月に、ビアンカは呆れ顔だ。
ポカンと口を開けたまま、固まってしまった。



