「お酒も蔵から出してきてよ。それからーーねえ、詩月と話してるのは誰?」
ビアンカは詩月と貢が向かい合っているのを見て、首を傾げた。
「あ~、詩月の先輩で貢。あいつもブラームスコンクールに出場するんだ。ついでにあいつのピアノ伴奏も詩月が」
「ミヒャエル、呑気だね。ライバルだよ」
「わかってるさ」
「ずいぶん真面目そうなーーどんな音出すのかな」
「さあな」
ミヒャエルは詩月が弾いた「貢の演奏」が果たして何処まで再現していたのかを知りたかった。
ミヒャエルが蔵から戻ってくると、詩月と貢がまだ向かい合って楽譜を広げていた。
「ずいぶん念入りなんだな」
ミヒャエルには詩月が行き当たりばったりで演奏しているように見えていたが、実は綿密に考えて演奏していることに気づいた。
「ミヒャエル。詩月は伴奏、2人分ならスケジュールも2倍ってことだよね」
ビアンカは詩月と貢が向かい合っているのを見て、首を傾げた。
「あ~、詩月の先輩で貢。あいつもブラームスコンクールに出場するんだ。ついでにあいつのピアノ伴奏も詩月が」
「ミヒャエル、呑気だね。ライバルだよ」
「わかってるさ」
「ずいぶん真面目そうなーーどんな音出すのかな」
「さあな」
ミヒャエルは詩月が弾いた「貢の演奏」が果たして何処まで再現していたのかを知りたかった。
ミヒャエルが蔵から戻ってくると、詩月と貢がまだ向かい合って楽譜を広げていた。
「ずいぶん念入りなんだな」
ミヒャエルには詩月が行き当たりばったりで演奏しているように見えていたが、実は綿密に考えて演奏していることに気づいた。
「ミヒャエル。詩月は伴奏、2人分ならスケジュールも2倍ってことだよね」



