LIBERTEーー君に

「ーーわかった」

不安で仕方ない、貢の顔にはそれがありありと浮かんでいた。

「アマデウスは週1、フレデリックは週2、BALは週3で、それぞれ1時間ずつ。これは交渉済みです。週1は調整、街頭は1日置き。スケジュール表はこちら」

詩月が貢とミヒャエル、それぞれのスケジュール表を手渡した。

ミヒャエルが「スゲーェ」と歓声をあげた。

「ベヒシュタインと合わせるのか、なかなかできないぜ」

実に嬉しそうだ。

「都合の悪い日はありますか」

「今のところは」

「変更は都度。知らせ合うということでいいですね」

「手際がいいんだな」

貢が詩月とスケジュール表を交互に見ながら、低い声で呟いた。

「1ヶ月半を切りましたからね。勝ちにいきます」

何と清々しく自信に溢れて言うのだろう、貢は詩月がタフに見えた。

見た目の体格や顔からは、全く想像がつかないタフさに、目を見張る。