トルスティ大司教を飲み込んだ<穢れを纏う闇>に触れ、同調した私に彼の記憶と感情が流れてきて、その想いと切なさに胸が張り裂けそうに痛む。 トルスティ大司教の運命は、お爺ちゃんと出逢ったあの夕焼け空の下で、お爺ちゃんの笑顔を見た瞬間に変わってしまったのかもしれない。 ──涙が頬を伝う感触に、私は長い眠りから目覚めた。