祭壇がある祈りの間はそんなに広くないので、掃除はあっという間に終わらせることが出来た。
綺麗になった祭壇に私が満足していると、エリーさんがやってきた。
「あらあら、すごく綺麗になったじゃない! サラちゃん随分早く起きたのね 偉いわあ!」
「いつも起きている時間なので習慣づいちゃって、目が覚めてしまうんです」
「孤児院を一人で切り盛りしているんでしょう? 身体は大丈夫なの?」
エリーさんが私を気遣ってくれる気持ちが有り難い。確かに一人では限界があるから、誰か手伝ってくれる人がいればいいけれど……。お給金なんて払えないから、結局私が頑張るしか無いのだ。
「出来る範囲で頑張ります。心配してくれて有難うございます」
「本当に偉いわね……。サラちゃんを育ててくれた祭司さんは人格者だったのね」
「はい! すごく優しくて厳しい人でしたよ」
今回は会いに行けるような余裕が無かったけれど、今度王都に行くときは必ず会いに行こう。
「信仰熱心な方だったのでしょうね。だからサラちゃんもこの祭壇を綺麗にしたのね」
「祭壇が汚れていると気になって、つい体が動いてしまうんです」



