ダビが私を拾ってくれたのは気まぐれだった。




冷たい目で物珍しい面白いものを見たような顔で近づいてきたんだ。





「クソー、すぐ止むと思ったんだけどなー」




『レオ達が集まって映画鑑賞するらしいけど、そこ行く?』




「んだよ〜〜2人きりの休日だと思ったのに」




『そんな残念がらなくても、私はいつでもダビと一緒だよ』






ダビは私と一緒に過ごす時間を大切にしてくれる。





だけど、それは好きだからとかそういうのじゃなくて、




私を安心させるためにしてるダビの優しさ。