「私とデートをしよう!」
「へ?」
「セドリック」
「はい」

 ジェラルドの横に控えていたセドリックが主人の呼びかけに対して、すぐさま返答をする。

「昨日私も公務を徹夜でおこなった。文句はないな?」
「はい、数時間であればお休みしていただいても問題ございません」
「よしっ! なら、私とシェリーで街でデートをしてくる!!」
「かしこまりました」

 こうしてシェリーとジェラルドはお忍びという形で街へと遊びに出ることとなった。