光が――、アミダさまがゆっくりと近づいてきます。

しかし、私の心は穏やかでした。


「クク……、リョーコちゃんを、リョーコちゃんを連れていって下さいよ、アミダさまぁ……」


ああ、マーヤちゃん。

なんという極悪非道でしょう。

ですが、私の心中は、

そんなマーヤちゃんへの慈愛でいっぱいで、

そんな彼女だからこそ、私が救わなければならないと想い、

私は彼女に微笑んだのです。


アミダさまが、私の目の前に立ちました。