サクラちゃんの発見によると、どうやらアミダさまは、実は元は法蔵という人間だったというのです。
それがいつのまにかアミダさまとなり、「ナムアミダブツ」を唱えたもの全てをゴクラクに連れて行ってしまうようになったのだそうです。
「サクラちゃん、それで、ゴクラクに連れて行かれた人はどうなっちゃうの?」
「それが良く分からないんだけど……。どうも、『サトリ』っていうものにされちゃうみたい」
「サトリ……??」
この「サトリ」というものが、どの文献にも曖昧に書かれており、まったく意味が分かりませんでした。
ですが、アオイちゃんやカレンちゃんが、ゴクラクに連れて行かれてサトリにされているのかと思うと、思わず涙が溢れてきます。
「一体どうして、アミダさまは人をゴクラクに連れて行ってサトリにしちゃうの?」
マーヤちゃんの発した疑問は当然のものでした。
「そ、それが……」
サクラちゃんは口ごもりながら……
「それが、実は良く分からないの……。どうしてゴクラクに連れて行き、サトリにしちゃうのか……。あえていうなら、趣味……かしら……」
「しゅ、趣味……」
「そうなの……。特にどうこうという理由があるわけではなく、アミダさまがそうしたいからそうしているっていう感じ……」
「そんな……。じゃあ、助かる方法なんてないじゃない……!」
ライオンは満腹なら人を襲いません。
暴力団も利潤の絡まない暴力は働きません。
ですが、アミダさまは違うのです。
理由も動機もなく、ナムアミダブツを唱えた人全てを、
ゴクラクへと連れて行ってしまうのです――。
それがいつのまにかアミダさまとなり、「ナムアミダブツ」を唱えたもの全てをゴクラクに連れて行ってしまうようになったのだそうです。
「サクラちゃん、それで、ゴクラクに連れて行かれた人はどうなっちゃうの?」
「それが良く分からないんだけど……。どうも、『サトリ』っていうものにされちゃうみたい」
「サトリ……??」
この「サトリ」というものが、どの文献にも曖昧に書かれており、まったく意味が分かりませんでした。
ですが、アオイちゃんやカレンちゃんが、ゴクラクに連れて行かれてサトリにされているのかと思うと、思わず涙が溢れてきます。
「一体どうして、アミダさまは人をゴクラクに連れて行ってサトリにしちゃうの?」
マーヤちゃんの発した疑問は当然のものでした。
「そ、それが……」
サクラちゃんは口ごもりながら……
「それが、実は良く分からないの……。どうしてゴクラクに連れて行き、サトリにしちゃうのか……。あえていうなら、趣味……かしら……」
「しゅ、趣味……」
「そうなの……。特にどうこうという理由があるわけではなく、アミダさまがそうしたいからそうしているっていう感じ……」
「そんな……。じゃあ、助かる方法なんてないじゃない……!」
ライオンは満腹なら人を襲いません。
暴力団も利潤の絡まない暴力は働きません。
ですが、アミダさまは違うのです。
理由も動機もなく、ナムアミダブツを唱えた人全てを、
ゴクラクへと連れて行ってしまうのです――。

