「うわぁ……! 凄い! うんうん、やっぱりツヴァイハンダーはトールによく似合ってる! 黒いっていうのもポイント高い! すっごく格好良い!!」
ティナはツヴァイハンダーを軽々と操るトールを見て感嘆する。
長身で手が長いトールに絶対似合うと思っていたところに、黒くシックなこれまた格好良いデザインのツヴァイハンダーを持ったトールは、その佇まいだけで絵になっていた。
相変わらずどのような顔をしているのかはわからないトールだが、それが全く問題にならないぐらい、スタイルの良さが際立っている。
「有難う。ティナもその短剣すごく似合ってる。持っているのは武器なのにとても可愛い」
「うえっ?! え、えっと、その……有難う」
褒めるのは平気なのに、褒められることに慣れていないティナの頬が赤く染まる。
はたから見ると、お互いを褒めあってイチャイチャしているカップルなのだが、ツッコミ役がいないため本人たちは全く気付いていない。
それから二人は装備の点検を終えると、護衛をする事になっている商会が待っているという東の城壁へと向かった。
城壁の周辺には露店が立ち並んでいて、たくさんの人で賑わっている。
他の国に向かう商人らしき一行が、大量の荷物を荷馬車に載せたり、運んでいる姿を眺めながら、ティナ達は周辺を見渡して依頼人を探す。
「あ、あの人かな」
背が高いからだろう、すぐにトールが依頼人を見付けたようだ。ティナも同年の少女たちよりは高めの身長であるが、それでもトールの肩よりは低い。
ティナはツヴァイハンダーを軽々と操るトールを見て感嘆する。
長身で手が長いトールに絶対似合うと思っていたところに、黒くシックなこれまた格好良いデザインのツヴァイハンダーを持ったトールは、その佇まいだけで絵になっていた。
相変わらずどのような顔をしているのかはわからないトールだが、それが全く問題にならないぐらい、スタイルの良さが際立っている。
「有難う。ティナもその短剣すごく似合ってる。持っているのは武器なのにとても可愛い」
「うえっ?! え、えっと、その……有難う」
褒めるのは平気なのに、褒められることに慣れていないティナの頬が赤く染まる。
はたから見ると、お互いを褒めあってイチャイチャしているカップルなのだが、ツッコミ役がいないため本人たちは全く気付いていない。
それから二人は装備の点検を終えると、護衛をする事になっている商会が待っているという東の城壁へと向かった。
城壁の周辺には露店が立ち並んでいて、たくさんの人で賑わっている。
他の国に向かう商人らしき一行が、大量の荷物を荷馬車に載せたり、運んでいる姿を眺めながら、ティナ達は周辺を見渡して依頼人を探す。
「あ、あの人かな」
背が高いからだろう、すぐにトールが依頼人を見付けたようだ。ティナも同年の少女たちよりは高めの身長であるが、それでもトールの肩よりは低い。



