<ティナー。僕お腹がすいたよー>
「あ、そっか。お昼ご飯まだだもんね」
精霊との話が落ち着いたところで、アウルムが空腹を訴えてきた。思わず話に夢中になっていたが、昼の時間はとっくに過ぎている。
「あの、すみません。ここに設営して料理するのはご迷惑ですよね……?」
ティナはダメ元で精霊たちに聞いてみた。
ここは湖がすぐ側にあるし、開けた場所なので設営するにはもってこいの場所だ。綺麗な湖面と花が咲く光景も絶景だし、ここで食事が出来たらいつもの数倍は美味しく感じると思う。
しかし花の良い香りに混じって煙や肉を焼く匂いがするのは何となく忍びないし、きっと精霊たちも嫌がると思ったのだ。
《別に迷惑じゃないわよ》
《散らかさなければ良いのよ》
《どんな料理を作るか見てみたいわ!》
てっきり断られると思っていたのに、精霊たちはすんなりと許可してくれた。



