生徒達が情報を整理しながら会話していると、再びフレードリクがクリスティナに向かって言い放つ。
「さあ、クリスティナ・ダールグレン! お前のその腕輪をアンネマリーに渡せ!!」
フレードリクが、クリスティナの腕輪を指差した。
<聖女>の証だという腕輪には、澄んだ青色の魔石と複雑な文様が刻まれている。
クリスティナは自分に付けられた腕輪を見ると、フレードリクとアンネマリーに向かって腕を伸ばした。
「申し訳ありませんが、この腕輪は私の意思で外すことは出来ませんの。次期<聖女>であるアンネマリー様に外していただけないでしょうか」
クリスティナの言葉に、アンネマリーは「わかりました!」と言って彼女に近づいた。
「あれ? でもこの腕輪、繋ぎ目が無いみたいですけど?」
アンネマリーの疑問通り、証の腕輪には繋ぎ目が見当たらず、しかもクリスティナの腕にぴったりと嵌っているため、簡単に外すことが出来ないようだった。
「大丈夫ですわ。この魔石に魔力を込めるように触れていただければ外れるようになっておりますの」
アンネマリーはクリスティナの言う通り魔石にそっと触れ、自身の魔力を注ぎ込む。
すると、繋ぎ目が無かったはずの腕輪が”カチリ”と外れ、アンネマリーの手のひらにぽとりと落ちた。
「さあ、クリスティナ・ダールグレン! お前のその腕輪をアンネマリーに渡せ!!」
フレードリクが、クリスティナの腕輪を指差した。
<聖女>の証だという腕輪には、澄んだ青色の魔石と複雑な文様が刻まれている。
クリスティナは自分に付けられた腕輪を見ると、フレードリクとアンネマリーに向かって腕を伸ばした。
「申し訳ありませんが、この腕輪は私の意思で外すことは出来ませんの。次期<聖女>であるアンネマリー様に外していただけないでしょうか」
クリスティナの言葉に、アンネマリーは「わかりました!」と言って彼女に近づいた。
「あれ? でもこの腕輪、繋ぎ目が無いみたいですけど?」
アンネマリーの疑問通り、証の腕輪には繋ぎ目が見当たらず、しかもクリスティナの腕にぴったりと嵌っているため、簡単に外すことが出来ないようだった。
「大丈夫ですわ。この魔石に魔力を込めるように触れていただければ外れるようになっておりますの」
アンネマリーはクリスティナの言う通り魔石にそっと触れ、自身の魔力を注ぎ込む。
すると、繋ぎ目が無かったはずの腕輪が”カチリ”と外れ、アンネマリーの手のひらにぽとりと落ちた。



