元正妃が望んでいたフロレンツの王位継承が決定し、公爵家の悲願は成就された。
しかし、すでに公爵家は家門取り潰しの上、正妃や当主達関係者は処刑、または国外追放となっている。
何もかも手遅れで、過去の栄光はもう二度と取り戻せない。そんなやるせない想いとトールへの憎しみが激しい憎悪となって、再びトールの暗殺を企んだのだろう。
きっとモルガン達と移動中の時に襲ってきたのも、元当主に命令された公爵家の残党かもしれない。
──だがしかし、とトールは思う。
元公爵家の財産は没収されている。裏金も隠し財産も全てだ。
それなのに、再び暗殺者を雇い入れできるほどの金を、元当主はどうやって調達したのか──。
おそらく、元当主を援助し、裏で操る黒幕が存在するはずだ。
「お前の……っ!! お前のその目が儂を苛むのだっ!! まずはその忌々しい目をくり抜いてやるっ!!」
元当主の合図を皮切りに、暗殺者達がトールへとにじり寄る。先遣隊が全滅させられたことを受け、慎重になっているのだろう。
「早くやれっ!! あの穢らわしい忌み子を殺すのだっ!!」
しかし、すでに公爵家は家門取り潰しの上、正妃や当主達関係者は処刑、または国外追放となっている。
何もかも手遅れで、過去の栄光はもう二度と取り戻せない。そんなやるせない想いとトールへの憎しみが激しい憎悪となって、再びトールの暗殺を企んだのだろう。
きっとモルガン達と移動中の時に襲ってきたのも、元当主に命令された公爵家の残党かもしれない。
──だがしかし、とトールは思う。
元公爵家の財産は没収されている。裏金も隠し財産も全てだ。
それなのに、再び暗殺者を雇い入れできるほどの金を、元当主はどうやって調達したのか──。
おそらく、元当主を援助し、裏で操る黒幕が存在するはずだ。
「お前の……っ!! お前のその目が儂を苛むのだっ!! まずはその忌々しい目をくり抜いてやるっ!!」
元当主の合図を皮切りに、暗殺者達がトールへとにじり寄る。先遣隊が全滅させられたことを受け、慎重になっているのだろう。
「早くやれっ!! あの穢らわしい忌み子を殺すのだっ!!」



