ベルトルドは見た目こそ細身で優しげな雰囲気の美形であるが、実際は筋肉隆々な大柄の冒険者達より余程強い。
その昔、討伐に来たベルトルドの容姿を見て、舐めてかかった名のある大盗賊団が返り討ちにあい、ベルトルド一人で組織を壊滅させた話は有名で、今やギルドの伝説となっている。
「大丈夫だよ。ギルド長はティナの後見人なんだよね? だったら彼に認められたら後々安心だろうし、仲良くなれたら嬉しいな」
トールはベルトルドの話を聞いても怯むこと無く即答する。
(どうしてベルトルドさんに認められたいんだろう……。もしかしてトールも冒険者になりたいとか……?)
怯むどころか、むしろ試験を受けたそうなトールの様子に、ティナが見当違いなことを考える。
「じゃあ、ギルド長に面会させて貰える?」
「あ、うん。たぶん今なら大丈夫かも。じゃあ、出ようか」
先程ギルド室を出てそう時間は経っていないが、そろそろ昼時だしギルドカードも出来ている頃合いだろう。
その昔、討伐に来たベルトルドの容姿を見て、舐めてかかった名のある大盗賊団が返り討ちにあい、ベルトルド一人で組織を壊滅させた話は有名で、今やギルドの伝説となっている。
「大丈夫だよ。ギルド長はティナの後見人なんだよね? だったら彼に認められたら後々安心だろうし、仲良くなれたら嬉しいな」
トールはベルトルドの話を聞いても怯むこと無く即答する。
(どうしてベルトルドさんに認められたいんだろう……。もしかしてトールも冒険者になりたいとか……?)
怯むどころか、むしろ試験を受けたそうなトールの様子に、ティナが見当違いなことを考える。
「じゃあ、ギルド長に面会させて貰える?」
「あ、うん。たぶん今なら大丈夫かも。じゃあ、出ようか」
先程ギルド室を出てそう時間は経っていないが、そろそろ昼時だしギルドカードも出来ている頃合いだろう。



