そんなティナを見つけることが出来るのは自分しかいない、とトールヴァルドは自負している。
本当は今すぐにでもティナを迎えに飛び出したいが、目の前の問題を片付けないことには大手をふってティナに会いに行くことは出来ない、とトールヴァルドは考えていたのだ。
それにまだ幼くても<聖獣>であるアウルムがそばにいれば、ティナが危険な目に遭うことはないだろう、という信頼と安心感もあった。
──肝心のティナの方は、アウルムの正体に気づいていないだろうけれど。
だからと言って、いつまでもこの状況に我慢できるほどの余裕はない。
トールヴァルド自身、ティナに会えない鬱憤が溜まり過ぎていて、そろそろ限界なのだ。
「トール、彼らが言う通り彼女が見つかれば誰も君たちの邪魔はしないよ。継承権を放棄する必要も無いんだよ?」
フロレンツがトールヴァルドを引き止める。第一王子である彼ですら、トールヴァルドが次期国王になるべきだと思っているのだ。
「……僕は兄上が一番この国の王に相応しいと思っています」
「えっ?!」
トールヴァルドの発言に、フロレンツが驚愕する。
本当は今すぐにでもティナを迎えに飛び出したいが、目の前の問題を片付けないことには大手をふってティナに会いに行くことは出来ない、とトールヴァルドは考えていたのだ。
それにまだ幼くても<聖獣>であるアウルムがそばにいれば、ティナが危険な目に遭うことはないだろう、という信頼と安心感もあった。
──肝心のティナの方は、アウルムの正体に気づいていないだろうけれど。
だからと言って、いつまでもこの状況に我慢できるほどの余裕はない。
トールヴァルド自身、ティナに会えない鬱憤が溜まり過ぎていて、そろそろ限界なのだ。
「トール、彼らが言う通り彼女が見つかれば誰も君たちの邪魔はしないよ。継承権を放棄する必要も無いんだよ?」
フロレンツがトールヴァルドを引き止める。第一王子である彼ですら、トールヴァルドが次期国王になるべきだと思っているのだ。
「……僕は兄上が一番この国の王に相応しいと思っています」
「えっ?!」
トールヴァルドの発言に、フロレンツが驚愕する。



