「でも、貴女は勘違いしないでしょう?」
「そうですわね。貴方はわたくしの好みではありませんもの」
先ほどのトールヴァルドの微笑みを見ても、アーデルハイトの顔色に変化はない。
他の令嬢だったら卒倒するほど破壊力があるトールヴァルドの微笑みも、アーデルハイトには通用しないようだ。
「それは残念です」
「残念だなんて、これっぽっちも思っていないくせに。そんなことを仰っていると、ティナ嬢に告げ口しますわよ」
「えっ! それは……困ります」
まさかここでティナの名前を出されると思っていなかったのだろう、トールヴァルドが珍しく動揺している。
「ふふっ、トールヴァルド殿下の貴重なお顔が拝見できましたから、ティナ嬢には黙っていてあげますわ」
トールヴァルドは昔からアーデルハイトに敵わなかった。
何よりトールヴァルドより年上のアーデルハイトは彼にとって、姉のような存在なのだ。
ただ、その関係は「姉のような存在」から「本当の姉」へと、近いうちに変化することになっている。
「まあ! フロレンツ!!」
「そうですわね。貴方はわたくしの好みではありませんもの」
先ほどのトールヴァルドの微笑みを見ても、アーデルハイトの顔色に変化はない。
他の令嬢だったら卒倒するほど破壊力があるトールヴァルドの微笑みも、アーデルハイトには通用しないようだ。
「それは残念です」
「残念だなんて、これっぽっちも思っていないくせに。そんなことを仰っていると、ティナ嬢に告げ口しますわよ」
「えっ! それは……困ります」
まさかここでティナの名前を出されると思っていなかったのだろう、トールヴァルドが珍しく動揺している。
「ふふっ、トールヴァルド殿下の貴重なお顔が拝見できましたから、ティナ嬢には黙っていてあげますわ」
トールヴァルドは昔からアーデルハイトに敵わなかった。
何よりトールヴァルドより年上のアーデルハイトは彼にとって、姉のような存在なのだ。
ただ、その関係は「姉のような存在」から「本当の姉」へと、近いうちに変化することになっている。
「まあ! フロレンツ!!」



