何とか自分の娘を気に入って貰いたい親と、トールヴァルドの寵愛を得たいと願う娘の利害が一致したのも原因だろう。
「それなら、先ほどの令嬢の件は貴方にお任せしますよ」
「ふふ、わかりましたわ。王族の権威を示すためにも、ビシッとやってやりますわ」
「助かります。この国の社交界で、公爵家令嬢の貴女に逆らえる者はいないでしょうし」
「当然のことですわ。愛しい婚約者さまのためでもありますもの」
トールヴァルドは公爵家令嬢──アーデルハイトに向かって嬉しそうに、優しく微笑んだ。
先ほど無視された令嬢とアーデルハイトに対するトールヴァルドの反応は全く違っていた。それほど、アーデルハイトはトールヴァルドにとって大切な存在なのだろう。
「……放置するのもどうかと思いましたけれど、そうして愛想良くしていたら、それはそれで心配ですわね。勘違いした令嬢たちが殺到するところですわ」
トールヴァルドの微笑みをみたアーデルハイトが、やれやれとため息をつく。
金眼だけでも人を魅了する不思議な力があるのに、トールヴァルドは優れた容姿まで持ち合わせているのだ。令嬢たちが放って置くはずがない。
「それなら、先ほどの令嬢の件は貴方にお任せしますよ」
「ふふ、わかりましたわ。王族の権威を示すためにも、ビシッとやってやりますわ」
「助かります。この国の社交界で、公爵家令嬢の貴女に逆らえる者はいないでしょうし」
「当然のことですわ。愛しい婚約者さまのためでもありますもの」
トールヴァルドは公爵家令嬢──アーデルハイトに向かって嬉しそうに、優しく微笑んだ。
先ほど無視された令嬢とアーデルハイトに対するトールヴァルドの反応は全く違っていた。それほど、アーデルハイトはトールヴァルドにとって大切な存在なのだろう。
「……放置するのもどうかと思いましたけれど、そうして愛想良くしていたら、それはそれで心配ですわね。勘違いした令嬢たちが殺到するところですわ」
トールヴァルドの微笑みをみたアーデルハイトが、やれやれとため息をつく。
金眼だけでも人を魅了する不思議な力があるのに、トールヴァルドは優れた容姿まで持ち合わせているのだ。令嬢たちが放って置くはずがない。



