『そうなのー。ティナといるからー』
「え、私と?!」
『そうなのー。お肉もおいしいけど、ティナもおいしいのー』
「えっ?! えぇっ?!」
もしかするといつの間にか自分はアウルムに食べられていたのか……と、一瞬考えたティナだったが、すぐさま「そんな訳ないか」と冷静になる。
落ち着いたティナが詳しくアウルムに聞いてみると、獣魔契約を結んでからずっと、ティナの魔力がアウルムに流れていたらしい。
だから弱っていたアウルムは徐々に力を取り戻すことが出来たという。
「そっか……。私の魔力がアウルムの役に立っていたんだ……。良かった……」
『ティナのおかげなのー。だからティナを守るのー』
「ふふ、すごく嬉しい。有難うね」
アウルムはティナに恩を感じてくれているらしい。だから小さい体で必死に守ってくれるという。
「アウルムの力が戻ったらどうなるの? もしかして大きくなるの?」
ティナを乗せてくれると言うぐらいだから、きっと馬のように大きくなるのかもしれない。その姿はきっと格好良いだろうな、と思う。
『なれるよー。小さくもなれるよー』



