ティナは店主に心から感謝した。はたから見れば気難しそうな人だが、こうして会話してみればとても優しい人だということがわかる。
「じゃあ、そろそろ帰んな。旅の準備で忙しいんだろう? 早くしないと日が暮れちまうよ」
店主はそう言うと、椅子から立ち上がろうとするが、ずっと座りっぱなしで体が固まってしまったのか、「いたたた……」と唸っている。
「大丈夫ですか?! どこか悪いところでも?」
ティナは慌てて店主に駆け寄ると、転ばないように身体を支えた。
「ああ、随分前に腰を痛めてねぇ。こうして動くのも一苦労だよ。すまないが、奥の部屋まで連れて行ってくれないかい?」
「はい、もちろんです」
ティナは店主を支えながら指示された部屋の扉を開き、ベッドに横たえられるように補助する。
「手伝わせてすまないね。助かったよ。わたしは大丈夫だからもうお帰り」
店主はティナに帰るよう促すが、ティナは首を振って否定する。
「いいえ。せっかくですし、店主さんの腰を診せてくれませんか?」
「何だい。お嬢ちゃんは医術の心得でもあるのかい?」
「……まあ、そんなもんです」
「じゃあ、そろそろ帰んな。旅の準備で忙しいんだろう? 早くしないと日が暮れちまうよ」
店主はそう言うと、椅子から立ち上がろうとするが、ずっと座りっぱなしで体が固まってしまったのか、「いたたた……」と唸っている。
「大丈夫ですか?! どこか悪いところでも?」
ティナは慌てて店主に駆け寄ると、転ばないように身体を支えた。
「ああ、随分前に腰を痛めてねぇ。こうして動くのも一苦労だよ。すまないが、奥の部屋まで連れて行ってくれないかい?」
「はい、もちろんです」
ティナは店主を支えながら指示された部屋の扉を開き、ベッドに横たえられるように補助する。
「手伝わせてすまないね。助かったよ。わたしは大丈夫だからもうお帰り」
店主はティナに帰るよう促すが、ティナは首を振って否定する。
「いいえ。せっかくですし、店主さんの腰を診せてくれませんか?」
「何だい。お嬢ちゃんは医術の心得でもあるのかい?」
「……まあ、そんなもんです」



