それにきっと未来の自分がどうにかしてくれるだろう。その時にどうするか考えればいいのだ。

 ティナはアウルムと一緒にベッドに横たわる。
 きっと今夜は眠れないと思っていたが、アウルムの体温が心地よく、睡魔はあっという間にやって来た。

 ──もしトールともう一度会えたら、心から謝って、そしてちゃんとお礼を言おう──ティナはそう思いながら、深い眠りへと落ちていったのだった。