「くそっ!! くそっ!!」
トールは拳に魔力を込めて結界を殴りつけるが、ティナの次元断層に近い結界はびくともしない。
結局、トールは結界の効力が消えるまで、その場に佇むことしか出来なかった。
* * * * * *
トールから逃げたティナが向かったのは、モルガンたちと落ち合う約束をしていた王都ブライトクロイツの入口にある衛兵の詰所だ。
ティナがここに向かう途中、慌てた様子の衛兵たちが森へ向かっていたから、恐らくモルガンたちが盗賊たちのことを通報してくれたのだろう。
「ティナ! 無事か?!」
ティナの姿を見たモルガンが慌てて駆けつけて来た。かなり心配をかけたらしい。
「はい、私もトールも怪我はないので、安心してください」
「おお、そうか……。ならいいけどよ、トールはどうした? 盗賊たちを見張ってるのか?」
「あっ! うん、そうです。逃がす訳にはいかないので……」
ティナはモルガンの勘違いを利用させて貰うことにした。
確かに、盗賊が逃げないように見張りは必要だ。
トールは拳に魔力を込めて結界を殴りつけるが、ティナの次元断層に近い結界はびくともしない。
結局、トールは結界の効力が消えるまで、その場に佇むことしか出来なかった。
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トールから逃げたティナが向かったのは、モルガンたちと落ち合う約束をしていた王都ブライトクロイツの入口にある衛兵の詰所だ。
ティナがここに向かう途中、慌てた様子の衛兵たちが森へ向かっていたから、恐らくモルガンたちが盗賊たちのことを通報してくれたのだろう。
「ティナ! 無事か?!」
ティナの姿を見たモルガンが慌てて駆けつけて来た。かなり心配をかけたらしい。
「はい、私もトールも怪我はないので、安心してください」
「おお、そうか……。ならいいけどよ、トールはどうした? 盗賊たちを見張ってるのか?」
「あっ! うん、そうです。逃がす訳にはいかないので……」
ティナはモルガンの勘違いを利用させて貰うことにした。
確かに、盗賊が逃げないように見張りは必要だ。



