確かに、ティナの言う通りヴァルナルはトールを認めてくれたし、リナはティナを自分に託し「生きて」と、そして「大好き」と言ってくれた。
それにヴァルナルとリナは人を恨んだり、不幸を願うような人たちじゃないことを、トールはよく知っている。
そんな二人に罪悪感を抱きながら生きて行くのは、二人に対する侮辱になるのではないか──と、トールはようやく気が付いたのだ。
「ティ──」
「来ないでっ!!」
トールがティナに向かって伸ばした手が、ティナの拒絶の言葉と目に見えない壁のようなものに弾かれた。
「なっ?!」
よく見れば、トールの周りにはいつの間にか結界が張られていて、ティナに近づこうとしても頑丈な結界に阻まれてしまう。
──それはまるで、ティナがトールを拒む想いの強さと比例しているようで。
驚くトールを見たティナはじりじりと後退り、一瞬何かを我慢するような表情を浮かべたかと思うと、踵を返して走り去って行く。
「ティナっ!!」
トールが結界を叩きながらティナを呼ぶが、声が届いているのかいないのかわからないまま、ティナの姿が見えなくなる。
それにヴァルナルとリナは人を恨んだり、不幸を願うような人たちじゃないことを、トールはよく知っている。
そんな二人に罪悪感を抱きながら生きて行くのは、二人に対する侮辱になるのではないか──と、トールはようやく気が付いたのだ。
「ティ──」
「来ないでっ!!」
トールがティナに向かって伸ばした手が、ティナの拒絶の言葉と目に見えない壁のようなものに弾かれた。
「なっ?!」
よく見れば、トールの周りにはいつの間にか結界が張られていて、ティナに近づこうとしても頑丈な結界に阻まれてしまう。
──それはまるで、ティナがトールを拒む想いの強さと比例しているようで。
驚くトールを見たティナはじりじりと後退り、一瞬何かを我慢するような表情を浮かべたかと思うと、踵を返して走り去って行く。
「ティナっ!!」
トールが結界を叩きながらティナを呼ぶが、声が届いているのかいないのかわからないまま、ティナの姿が見えなくなる。



