ティナが軽い分負担は少ないが、それでもずっと走り続けたことで、身体中にかなりの疲労が溜まっていたのだ。
同じ年頃の子供たちより身体能力に優れていると自負していたトールだったが、まだまだ小さい身体には体力が付いておらず、両足はガクガクと震えている。
一旦休まないとこれ以上走ることは出来ないだろう。
「──っ、くそっ! くそ……っ!! ……っ、ぐ……っ!!」
トールは叫びたい衝動を何とか抑え込む。
不甲斐ない自分が悔しくて悔しくて、涙がとめどなく溢れてくる。
──もっと自分に力があったら、ヴァルナルやリナを助けられただろうか──?
自分を逃がすために協力してくれた商団の人たちだって、巻き込まずに済んだのでは──……?
一度考え出すと、次から次へと後悔の念が湧いて来て、トールの心を蝕んでいく。
いくらトールが大人びていても、まだ年端もいかない子供なのだ。
そんなトールが心に負った傷は計り知れないほど深かく──その精神は崩壊する一歩手前のところであった。
同じ年頃の子供たちより身体能力に優れていると自負していたトールだったが、まだまだ小さい身体には体力が付いておらず、両足はガクガクと震えている。
一旦休まないとこれ以上走ることは出来ないだろう。
「──っ、くそっ! くそ……っ!! ……っ、ぐ……っ!!」
トールは叫びたい衝動を何とか抑え込む。
不甲斐ない自分が悔しくて悔しくて、涙がとめどなく溢れてくる。
──もっと自分に力があったら、ヴァルナルやリナを助けられただろうか──?
自分を逃がすために協力してくれた商団の人たちだって、巻き込まずに済んだのでは──……?
一度考え出すと、次から次へと後悔の念が湧いて来て、トールの心を蝕んでいく。
いくらトールが大人びていても、まだ年端もいかない子供なのだ。
そんなトールが心に負った傷は計り知れないほど深かく──その精神は崩壊する一歩手前のところであった。



