「──わかりました」
トールはぐっと力を込めてリナに返事をした。それはトールの、絶対にティナを守ると言う決意の表れだ。
リナはそんなトールを見て嬉しそうな笑顔になると、ティナごとトールを抱きしめた。
「ありがとう、トール。ティナをよろしくね。それと後もう一つだけ。……これから何があっても絶対、生きることを諦めないで。お願いよ。貴方と出会えて本当に嬉しかったわ。──大好きよ」
「──っ?!」
トールは目を見開いて驚いた、と同時に、自分を包み込む温かい体温がそっと離れていく気配を感じる。
消えていく体温を寂しく思いながらトールが顔を上げると、いつもと変わらず、同じように微笑むリナの姿があった。
リナの微笑む表情は亡くなった母とよく似ていて、慈愛に満ちた瞳から深い愛情が伝わってくる。
トールは胸の奥から込み上げてくるものをぐっと堪えると、リナに向かって頭を下げ、ティナを連れて駆け出した。
ヴァルナルとリナの願いはただ一つ──ティナを守ることだ。二人の願いを叶えるためにも、一刻も早くここから逃げるべきだとトールは判断したのだ。
トールはぐっと力を込めてリナに返事をした。それはトールの、絶対にティナを守ると言う決意の表れだ。
リナはそんなトールを見て嬉しそうな笑顔になると、ティナごとトールを抱きしめた。
「ありがとう、トール。ティナをよろしくね。それと後もう一つだけ。……これから何があっても絶対、生きることを諦めないで。お願いよ。貴方と出会えて本当に嬉しかったわ。──大好きよ」
「──っ?!」
トールは目を見開いて驚いた、と同時に、自分を包み込む温かい体温がそっと離れていく気配を感じる。
消えていく体温を寂しく思いながらトールが顔を上げると、いつもと変わらず、同じように微笑むリナの姿があった。
リナの微笑む表情は亡くなった母とよく似ていて、慈愛に満ちた瞳から深い愛情が伝わってくる。
トールは胸の奥から込み上げてくるものをぐっと堪えると、リナに向かって頭を下げ、ティナを連れて駆け出した。
ヴァルナルとリナの願いはただ一つ──ティナを守ることだ。二人の願いを叶えるためにも、一刻も早くここから逃げるべきだとトールは判断したのだ。



