そんなアンネマリーの健気さを愛しく思うと同時に、フレードリクの心の中でクリスティナに対する怒りが爆発する。今まで溜まっていた鬱憤も原因だったのかもしれない。
そして彼はその感情が赴くまま、クリスティナに婚約破棄を宣言したのだった。
──クリスティナに課せられた王妃教育や瘴気浄化の巡業が、巡り巡って自分のためなのだと、考えもせずに。
* * * * * *
「陛下!! ラサーク地方で瘴気溜まりが発生しました!!」
「何だと?! クヴェトン地方の瘴気もまだ浄化出来ておらんというのにっ!!」
「浄化出来る神官の数が足りません!! アコンニエミ国に救援を要請しなければ、このままでは……っ!」
セーデルルンド王国の王宮にある、国王の執務室では役人たちが慌ただしく業務に当たっていた。
大神官オスカリウスから威圧を受け、失神した後しばらく寝込んでいたフレードリクが、久しぶりに執務室に顔を出してみると、何やら大変なことが起こっているようだった。
「これは一体……?!」
そして彼はその感情が赴くまま、クリスティナに婚約破棄を宣言したのだった。
──クリスティナに課せられた王妃教育や瘴気浄化の巡業が、巡り巡って自分のためなのだと、考えもせずに。
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「陛下!! ラサーク地方で瘴気溜まりが発生しました!!」
「何だと?! クヴェトン地方の瘴気もまだ浄化出来ておらんというのにっ!!」
「浄化出来る神官の数が足りません!! アコンニエミ国に救援を要請しなければ、このままでは……っ!」
セーデルルンド王国の王宮にある、国王の執務室では役人たちが慌ただしく業務に当たっていた。
大神官オスカリウスから威圧を受け、失神した後しばらく寝込んでいたフレードリクが、久しぶりに執務室に顔を出してみると、何やら大変なことが起こっているようだった。
「これは一体……?!」



