ちなみにベルトルドや高位冒険者から闘い方を教えて貰ったクリスティナの戦闘能力はかなり高い。
それは両親共に高位冒険者だったクリスティナに、高い素質があったことも関係しているだろう。
「本当ですか! 有難うございます!」
「ランクは……そうだねぇ。Dランクから始めようか。クリスティナならすぐにでもCランクになれると思うけどね」
クリスティナが持ってくる素材はCランクの魔物のものが多い。初心者がFランクからスタートすることを考えると、クリスティナにDランクの資格は十分あるだろう。
このギルド本部の冒険者達はクリスティナの腕を認めており、とても可愛がっている。例えクリスティナがCランクだったとしても異論を言う者はいないだろう。
しかしベルトルドはクリスティナが下手に目立たないよう、低めのランクにしたのだ。
「Dランクで十分です。考慮いただき有難うございます! ……あ、もし可能なら、名前を『ティナ』にしていただけますか?」
元々クリスティナの名前は「ティナ」であった。しかし、<聖女>の称号と同時に「クリスティナ」と洗礼名を与えられ、それ以降は「クリスティナ」と名乗っていた。
だが、<聖女>でなくなった現在、わざわざ洗礼名を名乗る必要はないし、何しろ大好きな両親が付けてくれた名前に、ティナはずっと戻りたかったのだ。
それは両親共に高位冒険者だったクリスティナに、高い素質があったことも関係しているだろう。
「本当ですか! 有難うございます!」
「ランクは……そうだねぇ。Dランクから始めようか。クリスティナならすぐにでもCランクになれると思うけどね」
クリスティナが持ってくる素材はCランクの魔物のものが多い。初心者がFランクからスタートすることを考えると、クリスティナにDランクの資格は十分あるだろう。
このギルド本部の冒険者達はクリスティナの腕を認めており、とても可愛がっている。例えクリスティナがCランクだったとしても異論を言う者はいないだろう。
しかしベルトルドはクリスティナが下手に目立たないよう、低めのランクにしたのだ。
「Dランクで十分です。考慮いただき有難うございます! ……あ、もし可能なら、名前を『ティナ』にしていただけますか?」
元々クリスティナの名前は「ティナ」であった。しかし、<聖女>の称号と同時に「クリスティナ」と洗礼名を与えられ、それ以降は「クリスティナ」と名乗っていた。
だが、<聖女>でなくなった現在、わざわざ洗礼名を名乗る必要はないし、何しろ大好きな両親が付けてくれた名前に、ティナはずっと戻りたかったのだ。



