星みたいな恋をしよう

「了解!こっちだね!」

オスカルは嬉しそうにカゴにメキシカンシャツを入れる。そして、次にパンツを二着取り出し、絆の前に見せた。

「じゃあ、パンツはどっちがいいと思う?」

「えっ?えっと……」

男性の服を選んだことなど、絆は今まで一度もなかった。イケメンと呼ばれるオスカルに似合うかどうか、ドキドキしながら一つずつ選んでいく。

「絆のおかげでいい買い物ができたよ。ありがとう!」

会計を済ませ、服屋を出た二人を尾行しながらオスカルが言う。その手には、絆が選んだ服やパンツが入った袋があった。

「ど、どういたしまして?」

絆が未だに高鳴っている胸に戸惑いを覚えつつそう返すと、オスカルが手を差し出してくる。

「何ですか?」

「手、せっかくだし繋ごう。周りはみんな繋いでる」

オスカルに言われ絆が周りを見れば、恋人同士や夫婦は仲睦まじく手を繋いでいる人が多い。設定だから仕方ない、そう言い聞かせ絆はオスカルの手を取った。