星みたいな恋をしよう

艶やかな黒髪のどこかエキゾチックな雰囲気を持った綺麗な女性だ。真紅のワンピースがよく似合っている。

「アーサー!」

女性は笑みを浮かべ、迷うことなくアーサーに近付き、二人は熱いキスを交わした。これだけで二人は恋人同士なのだとわかる。

「彼女の名前は、サラ・ボンド。アーサーと一年前から付き合っている恋人だよ。二人の出会いはペットショップ。お客としてやって来たサラにアーサーが一目惚れしたみたいだ」

付き合っている相手の情報をオスカルは小声で教えてくれた。そこまでの情報を知っていることに、絆は純粋に驚いてしまう。

「さすが、FBIですね」

絆がそう言うと、オスカルは「えっ、惚れた?」とニコニコしながら訊ねる。それに対し、絆はいつものように「惚れません」と返した。

「じゃあ、行こうか」

「ええ」

アーサーとサラがカフェを出て行く。絆とオスカルも素早くカフェを出た。そして、二人の尾行を本格的に開始していく。