星みたいな恋をしよう

「お待たせ致しました、オリジナルブレンドです」

店員がアーサーの前に彼が頼んだ紅茶を置く。アーサーはスマホを見るのをやめ、カップを手に紅茶を飲み始めた。その目はチラチラとドアの方に向けられている。

(誰かと待ち合わせしているのかしら)

アーサーを気にするなと言われたものの、絆はチラリとアーサーを見てしまう。すると、オスカルが「こら」と言いながら絆の手を再び握った。

「今、君とデートしているのは俺だよ?俺のことを見て、俺に集中して?じゃないとここでキスしちゃうけど、いい?」

「ダ、ダメに決まってるじゃないですか!!」

口から大きな声が出てしまい、絆は恥ずかしさを覚えながら両手で顔を覆う。先程までオスカルに繋がれていた手が熱い。

それからは、オスカルが振った話に絆が言葉を返すようにしながらアーサーの動きを監視していた。アーサーがカフェに入って二十分ほどが経っただろうか。ドアが開き、一人の女性が入って来る。