「テイラー、また明日!」
「またね、絆!」
夕方、買い物を終えた絆は駅でテイラーと別れて家へと歩く。予想していたよりもたくさん買ってしまい、お店のロゴが入った紙袋が重い。だが、絆の頰は緩んでいた。
(テイラーと店員さんと話し合って、光里姉の結婚式に着るドレスとか靴とか、いいものが買えてよかった)
何時間もかけて絆が選んだのは、シャンパン色のロング丈のドレスだ。肘の少し上までゆったりとした可愛らしい袖が付いており、腰には赤いリボンが巻き付けられている膝丈のドレスだ。
(これを着た時、光里姉はどんな顔するのかな……)
ドレスは結婚式まで秘密にしておくつもりだ。だが、光里に教えてしまいたいという気持ちが同時に心の中に生まれてしまう。幸せな葛藤である。
頰が自然と緩み、胸がドキドキと弾む中、絆はアパートの前へとたどり着いた。そして、いつものようにドアを開ける。
「ただいま」
しかし、家の中は静まり返っており、いつも返ってくる「おかえり」の声がない。不思議に思いながらリビングに続く廊下を歩いて行くと、絆の足が止まる。
「またね、絆!」
夕方、買い物を終えた絆は駅でテイラーと別れて家へと歩く。予想していたよりもたくさん買ってしまい、お店のロゴが入った紙袋が重い。だが、絆の頰は緩んでいた。
(テイラーと店員さんと話し合って、光里姉の結婚式に着るドレスとか靴とか、いいものが買えてよかった)
何時間もかけて絆が選んだのは、シャンパン色のロング丈のドレスだ。肘の少し上までゆったりとした可愛らしい袖が付いており、腰には赤いリボンが巻き付けられている膝丈のドレスだ。
(これを着た時、光里姉はどんな顔するのかな……)
ドレスは結婚式まで秘密にしておくつもりだ。だが、光里に教えてしまいたいという気持ちが同時に心の中に生まれてしまう。幸せな葛藤である。
頰が自然と緩み、胸がドキドキと弾む中、絆はアパートの前へとたどり着いた。そして、いつものようにドアを開ける。
「ただいま」
しかし、家の中は静まり返っており、いつも返ってくる「おかえり」の声がない。不思議に思いながらリビングに続く廊下を歩いて行くと、絆の足が止まる。


