「誕生日おめでとう!これで見たら、もっと星が綺麗に見えるよ!」
十八歳の誕生日、光里から望遠鏡を絆はプレゼントに貰った。望遠鏡で星を見たかったものの、思ったよりも高いため、諦めていた。絆は嬉しく、光里に抱き付いた。
「光里姉、ありがとう!!」
「フフッ、大事にしてね?」
「もちろん!大事に使います!」
「こんなに喜んでもらえると嬉しいな〜」
絆の背中に光里の手が回される。あの日、絆を地獄から救い出してくれた手だ。その温もりに絆が目を細めると、光里が口を開く。
「絆、紹介したい人がいるの。……会って、くれないかな?」
その声はどこか緊張したようで、手も微かに震えている。紹介したい人、それがどんな関係の人なのかもう幼くない絆にはよくわかる。
「会いたい!紹介して?光里姉の大切な人なんでしょ?」
光里の顔を見上げ、ニコリと絆は笑う。光里は花が咲いたように笑うと、「ありがとう」と言い、絆をもう一度抱き締める。
十八歳の誕生日、光里から望遠鏡を絆はプレゼントに貰った。望遠鏡で星を見たかったものの、思ったよりも高いため、諦めていた。絆は嬉しく、光里に抱き付いた。
「光里姉、ありがとう!!」
「フフッ、大事にしてね?」
「もちろん!大事に使います!」
「こんなに喜んでもらえると嬉しいな〜」
絆の背中に光里の手が回される。あの日、絆を地獄から救い出してくれた手だ。その温もりに絆が目を細めると、光里が口を開く。
「絆、紹介したい人がいるの。……会って、くれないかな?」
その声はどこか緊張したようで、手も微かに震えている。紹介したい人、それがどんな関係の人なのかもう幼くない絆にはよくわかる。
「会いたい!紹介して?光里姉の大切な人なんでしょ?」
光里の顔を見上げ、ニコリと絆は笑う。光里は花が咲いたように笑うと、「ありがとう」と言い、絆をもう一度抱き締める。


