「着きましたよ、お嬢様。俺としてはもう少しドライブしたかったけど」
「ドライブはまた機会があれば。送っていただき、ありがとうございました」
車から降りて絆が歩いて行こうとすると、「待って」とオスカルに呼び止められる。彼は車から降りると絆の前に立った。
「これ、プレゼント。絆にどうしても受け取ってほしい」
オスカルがそう言い、花束をどこからか取り出す。色とりどりのチューリップの花束だ。
「綺麗ですね……ありがとうございます……」
恋人同士でも、今日が特別な記念日でもない。だけどオスカルの手には花束がある。オスカルは真剣な目をしており、受け取らなければ失礼なような気がし、彼に気があるわけではないのに受け取っていた。
「絆は花言葉は詳しい?」
オスカルが訊ね、絆は首を横に振る。チューリップなど花の名前は知っていても、花言葉はほとんど知らない。
「調べてみてね」
オスカルの顔が近付き、絆は強く目を閉じる。チュッ、と音を立ててオスカルの唇が触れた。だがそれは絆の唇ではなくおでこで、絆が驚いた様子で目を開けると、フフッと笑われる。
「ドライブはまた機会があれば。送っていただき、ありがとうございました」
車から降りて絆が歩いて行こうとすると、「待って」とオスカルに呼び止められる。彼は車から降りると絆の前に立った。
「これ、プレゼント。絆にどうしても受け取ってほしい」
オスカルがそう言い、花束をどこからか取り出す。色とりどりのチューリップの花束だ。
「綺麗ですね……ありがとうございます……」
恋人同士でも、今日が特別な記念日でもない。だけどオスカルの手には花束がある。オスカルは真剣な目をしており、受け取らなければ失礼なような気がし、彼に気があるわけではないのに受け取っていた。
「絆は花言葉は詳しい?」
オスカルが訊ね、絆は首を横に振る。チューリップなど花の名前は知っていても、花言葉はほとんど知らない。
「調べてみてね」
オスカルの顔が近付き、絆は強く目を閉じる。チュッ、と音を立ててオスカルの唇が触れた。だがそれは絆の唇ではなくおでこで、絆が驚いた様子で目を開けると、フフッと笑われる。


