左ハンドルのその車の車種は絆にはわからなかったものの、車は洗車を終えたばかりのように綺麗でワックスもしっかりかかっており、艶々としている。
「綺麗な車ですね」
絆が車をジッと見ながら言うと、オスカルは助手席のドアを開ける。恭しくお辞儀をする仕草は、まるでお嬢様を出迎える執事だ。
「いつでも好きな人を乗せられるよう、メンテナンスは欠かせないよ」
そっとウインクされ、絆の頰が赤く染まる。高鳴りそうになる胸を、必死で「こんな言葉、女性に対してなら誰にでも言ってるでしょ!」と言い聞かせて沈めた。
「お、お邪魔します……」
車に乗り込むと、可愛らしいハリネズミの柄のブランケットが後部座席に置かれていることに気付く。それを見ていると、絆の手は自然とバイト先に持って行くかばんに触れていた。クリーム色のトートバッグには、ハリネズミの刺繍がされている。
『絆、ハリネズミが好きって言ってたでしょ?だから刺繍してみました!』
「綺麗な車ですね」
絆が車をジッと見ながら言うと、オスカルは助手席のドアを開ける。恭しくお辞儀をする仕草は、まるでお嬢様を出迎える執事だ。
「いつでも好きな人を乗せられるよう、メンテナンスは欠かせないよ」
そっとウインクされ、絆の頰が赤く染まる。高鳴りそうになる胸を、必死で「こんな言葉、女性に対してなら誰にでも言ってるでしょ!」と言い聞かせて沈めた。
「お、お邪魔します……」
車に乗り込むと、可愛らしいハリネズミの柄のブランケットが後部座席に置かれていることに気付く。それを見ていると、絆の手は自然とバイト先に持って行くかばんに触れていた。クリーム色のトートバッグには、ハリネズミの刺繍がされている。
『絆、ハリネズミが好きって言ってたでしょ?だから刺繍してみました!』


