星みたいな恋をしよう

「殺害した人間の持ち物をシリアルキラーが戦利品として持っていくことは珍しくないことだよ。それで?それがどうしたんだい?」

絆は息を吐いた後、アーサーを見つめる。全てを話してしまった時、彼はどんな顔を見せるのだろうか。言いたくない、そんな気持ちを胸の奥に沈めて言う。

「婚約指輪のこと、あたしはアーサー教授に話していません!なのにどうして、指輪のことを知っていたんですか?」

以前、アーサー教授に事件の進展について訊ねられた時、彼は絆が「婚約指輪が盗まれた」と言ったと口にしたが、絆はそんなことを一言も話していない。そのことを思い出した時、絆の体に寒気が走った。

「いいかい、絆」

アーサーは幼い子どもに言い聞かせるような口調で言う。

「私は色んな捜査機関に事件解決のため、プロファイリングをする。プロファイリングをする際に、捜査資料を目にするのは必要なことだ。光里の事件の捜査資料を目にしたことがあるんだよ」