星みたいな恋をしよう

アーサーは泣きそうな顔をしながら帰っていく。その後ろ姿を見ながら、絆は何か引っかかるなと考えた。そして、オスカルとジョージはまだ警戒した目でアーサーを見ていた。



それから数日、絆の生活に大きな変わりはさほどなかった。もしあるとすれば、アーサーに「あの時のお詫びをしたい」と部屋に呼ばれたくらいだろうか。絆は少し恐怖がまだ残っていたためテイラーに一緒に来てもらい、アーサーが最近見つけたというおいしいパティスリーのケーキを食べた。

「今日はちょっと疲れたな……」

大学での講義、そしてカフェでのアルバイトが終わった後、絆は息を吐きながらカフェの制服から私服に着替え、カフェを出る。するとすっかり見慣れた車が止まっていた。

「絆、お疲れ様」

車の運転席のドアが開き、オスカルが笑顔で駆け寄ってくる。絆が何かを言う前にスルリと荷物を奪われ、肩にさりげなく手を回された。

「お腹空いたでしょ?ご飯一緒に食べて帰ろう!」