星みたいな恋をしよう

「アーサー教授、絆に何かご用ですか?」

「どうしてこんなことをしてるんですか?」

オスカルとジョージが問い詰めると、アーサーは我に帰ったようにいつもの穏やかな顔に戻り、絆の肩から手を離す。

「すみません、取り乱してしまいました。絆がFBIの皆さんと一緒にいるので捜査が何か進展したのか気になってしまって……。絆、怖い思いをさせてごめんね。今度おいしいケーキを買うから、部屋においで」

「は、はい……」

絆がそう返事をすると、アーサーは手を振って三人に背を向ける。その後ろ姿をぼんやりと見ていた絆だったが、ふと気になることが浮かび、「待ってください!」とアーサーを引き止める。

「光里姉さんの事件のこと、アーサー教授は解決してほしいと心の底から思っているんですよね?」

絆が訊ねると、アーサーは「当然だよ」と言いながら鼻に触れる。その目は悲しみに満ちていた。

「光里は人一倍真面目に僕の講義を聞いてくれて、絆や母親の幸せを願う優しい生徒だった。そんな人が突然命を奪われるなんて、あってはならないよ」