まだ震える手で絆はポケットからスマホを取り出す。かけてきている相手は、昨日一緒にプロファイリングをしたオスカルだった。その名前を見た刹那、絆は昨日のことを思い出して顔を赤くする。
「はい、もしもし」
絆は電話に出る。いつもなら、オスカルは「もしもし、お姫様」と甘ったるい言葉を言う。だが今日は、数秒間沈黙が続いた。
「オスカルさん?」
絆が声をかけると、「絆」とオスカルが名前を呼ぶ。だが、その呼び方はアプローチを時のものではなく、真剣な時の低めの声だった。いつもと違う声のトーンに、絆の胸がトクンと音を立てる。
『何かあった?声が震えている。何か事件に巻き込まれた?今は大学にいるの?』
真剣な声で質問をどんどん投げられ、絆は「えっ……」としか言えなくなる。オスカルは冷静な声のトーンではあるものの、どこか落ち着きがない様子だった。
『絆の声がいつもと違った。何かあったことはもうわかってる。困っているなら、すぐにそっちに飛んで行くよ』
「はい、もしもし」
絆は電話に出る。いつもなら、オスカルは「もしもし、お姫様」と甘ったるい言葉を言う。だが今日は、数秒間沈黙が続いた。
「オスカルさん?」
絆が声をかけると、「絆」とオスカルが名前を呼ぶ。だが、その呼び方はアプローチを時のものではなく、真剣な時の低めの声だった。いつもと違う声のトーンに、絆の胸がトクンと音を立てる。
『何かあった?声が震えている。何か事件に巻き込まれた?今は大学にいるの?』
真剣な声で質問をどんどん投げられ、絆は「えっ……」としか言えなくなる。オスカルは冷静な声のトーンではあるものの、どこか落ち着きがない様子だった。
『絆の声がいつもと違った。何かあったことはもうわかってる。困っているなら、すぐにそっちに飛んで行くよ』


