エリートSPはようやく見つけたママと娘をとろ甘溺愛で離さない

 和臣が抱いている腕越しでも、和の体がちゃんとあたたかいことがわかった。

 生きている。

 ちゃんと見つけられた。

 生きてる……。

 梓の目から、涙が一気に溢れ落ちた。

「……ママ」

 和がかすれた声で梓を呼ぶ。

 その梓に、和臣がそっと和の体を押して預けてきた。

「和を頼む」

 意味はわかったので、梓は和を抱き取り、ぎゅうっと抱きしめた。

 和はまだあまり力が入らない様子だったけれど、それでもできる限りの力でだろう、縋りついてきた。

「ママぁ……!」

 和をしっかり抱きしめる梓には、向こうの様子は見えなかったけれど、声は聞こえてきた。