子どもの足とはいえ、数メートルしかないのだし、美穂の両手は塞がっている。
美穂はためらったに違いない。
穂住に攻撃などできないに決まっている。
かといって、スタンガンを使うのも軽い気持ちでできるものか。
ためらった、一瞬。
ガッ、と穂住が美穂の肩に組み付いていた。
美穂の体が揺らぐ。
倒れこそしなかったものの、バランスは確かに崩れた。
その隙だった。
「悪いな……っ、許せ!」
ガッ、と鈍い音が響いた。
なんの音かもわからなかった。
なにかを殴ったような音だとしか、梓の耳には届かない。
「ぐっ!?」
詰まった悲鳴が上がる。
次には、ガシャン、と金属が落ちる音。
美穂はためらったに違いない。
穂住に攻撃などできないに決まっている。
かといって、スタンガンを使うのも軽い気持ちでできるものか。
ためらった、一瞬。
ガッ、と穂住が美穂の肩に組み付いていた。
美穂の体が揺らぐ。
倒れこそしなかったものの、バランスは確かに崩れた。
その隙だった。
「悪いな……っ、許せ!」
ガッ、と鈍い音が響いた。
なんの音かもわからなかった。
なにかを殴ったような音だとしか、梓の耳には届かない。
「ぐっ!?」
詰まった悲鳴が上がる。
次には、ガシャン、と金属が落ちる音。



