「二着目は和と一緒に選びに来ようかな」

 うきうき言った。

 毎日着るものではないので洗い替えは要らないけれど、なにしろこれは体にぴったりサイズを選ぶものなのだ。

 成長が著しい和なら数ヵ月でもう次のサイズが欲しくなるだろうな、と梓は見ながら思った。

 だから次の二着目は、和と一緒に来て、今度は好きなものを選ばせてやろうと思った。

 それはまた別の楽しみや嬉しさになるだろう。

「えっ、俺も一緒でいいよな?」

 しかし慌てたのは和臣だった。

 あまりに真剣な様子だったので、梓はおかしくなってしまう。

「どうしようかな、秘密で選んで、あとからパパにおひろめしたいって言うかも」

 ついからかうようなことを言っていた。

 和臣は素直に反応して、眉を下げる。

「そんな……一緒に選ばせてくれよ」

「ふふ、冗談だよ」