エリートSPはようやく見つけたママと娘をとろ甘溺愛で離さない

 店員に色々と教えてもらった梓と和臣。

 バレエだけではなく、ダンスに必要なグッズはたくさんあるけれど、子どもが初めてスタートするならそれほど必要なものは多くないとか、髪をまとめるグッズは普通の雑貨屋などにもあるとか、そんなことまで教えてくれた。

 シューズはバレエシューズ。

 ぺたんこ靴のようなフラットなものだ。

 トウシューズではないのか、と思ったけれど、トウシューズは一定の練習を積んだあとで履きます、と見学に行った教室の先生が教えてくれた。

 簡単なものじゃないのねぇ、と感心した梓だった。

 シューズは和の靴のサイズをそのまま出してもらって、タイツも同じ。

 そしてレオタードは二人で選ぶことにした。

「梓! これ、かわいいぞ!」

 むしろ和臣のほうが乗り気になったようで、積極的にあれこれ手に取って、一着を梓に見せてきた。

 それは子ども向けのもので、ウエストにチュールでスカートのような装飾が短くついていた。

 胸元にもビジューがいくつか散りばめられている。

「かわいいね! 和もきっと好きだと思う」

 かわいいものが好きな和だから、きっと喜ぶだろう。