エリートSPはようやく見つけたママと娘をとろ甘溺愛で離さない

「パパ!」

 和も振り向いた。驚いた顔と、ほっとしたという顔と半々になる。

 男の子は逆に息を呑む。

 まずいことになった、という顔が全開だった。

「な、なんだよ、おれ、そんなこと……」

 おろおろ言いかけたけれど、和臣は不意にしゃがみこんだ。

 長身なのだ、しゃがんでも、幼児より高い視線である。

 それでも視線は、ぐっと近付いた。

「きみのしていることは、意地悪だ。ほかの子にしていいことじゃないんだよ」

 和臣の口調は静かだった。

 目つきは固いけれど、決して怒鳴るものではない。

 男の子は怒鳴りつけられたりすると想像していたのかもしれない。

 戸惑う様子に変わった。