エリートSPはようやく見つけたママと娘をとろ甘溺愛で離さない

 やっと梓はこのからかいの言葉を理解した。

 和は髪を高い位置でふたつにくくっていることが多い。

 それを何故だか、からかいのネタにされているのだろう。

「こら! 穂住(ほずみ)くん、やめなさい」

 先生もそれを見ていたのだ。ぴしっと言った。

 穂住という名前らしい。

 だがそれで怯む子ではなかった。

「ほんとのことじゃん!」

 ずばっと言う。

 確かにこれは厄介そうだ。

 梓はごくりと唾を飲んだ。

 はっきり言ってやるつもりだった。

 先生も注意をしているのに、こんな場所で構わず言ってくるくらいには、悪く言えば先生を甘く見ているのだろう。