エリートSPはようやく見つけたママと娘をとろ甘溺愛で離さない

「はい、おはよう。和ちゃん」

 担任の先生がにこにこ和を迎えてくれた。

 梓も車から降りて、ゆっくり近付く。

「今日はね、パパが一緒なの!」

 心底嬉しそうな様子で、和は先生に向かって話している。

「まぁ、いいわねぇ」

 先生は丁寧にもしゃがんで、和の頭を園の帽子越しに撫でてくれた。

 和臣は少し先の空き場所まで車を置いてくるために走っていった。

 だが数分もしないで戻ってくるだろう。

 しっかり、和が幼稚園に入るところまで見届けてくれるのだ。

「先生、今日もお世話になります」

 だが、梓が近付いて、先生に挨拶しようとしたときのことだった。

「あー! うさぎのどか!」

 男の子の甲高い声がした。

 梓の胸がどきんと跳ねる。

 どうして『うさぎ』なのかはわからないが、口調が既にあまり好意的なものではない。